
8チームで優勝を争うのがMリーグです。
- Mリーグのルール(チーム編)
- Mリーグのルール(シーズン編)
- Mリーグのルール(麻雀編)
大きく3つに分けて解説をしていきます。
分かりにくいルールを、なるべく分かりやすく解説していきます。
目次から選択すると知りたい場所へスキップできます。
Mリーグのルール(チーム編)
Mリーグでは、チームにもルールがあります。
各チームの「選手上限は4人で最低でも3人」となっています。
さらに、男女混合が必須となっています。
次のシーズン編で解説しますが、選手には出場試合数の下限や上限もあります。
Mリーグのルール(シーズン編)
Mリーグのルールですが、参加チームは8チームです。
優勝が決まるまでは3つのシリーズがあります。
- レギュラーシーズン
- セミファイナルシリーズ
- ファイナルシリーズ
選手は限られた試合数があります。
最低10試合以上に出場、最高45試合以下と決まっています。
レギュラーシーズン
レギュラーシーズンとして、各チーム90試合を戦います。
対局の勝敗や点数によりポイントが加算・減算されます。
ポイントの詳細については、事項のMリーグのルール(麻雀編)にて詳しく解説します。
レギュラーシーズン90試合後、上位6チームがセミファイナルシリーズに出場できます。
セミファイナルシリーズ
上位6チームで、セミファイナルシリーズを戦います。
セミファイナルでは各16試合が行われます。
各チームは、レギュラーシーズンのポイントを半分持ち越してセミファイナルを戦います。
その中の、上位4チームがファイナルシリーズに出場できます。
ファイナルシリーズ
セミファイナルの上位4チームでファイナルシリーズを戦います。
各チームは、セミファイナルシリーズのポイントを半分持ち越してファイナルシリーズを戦います。
各12試合をして、優勝チームを決めます。
次にMリーグでの麻雀ルールです。
Mリーグのルール(麻雀編)
ここからは、Mリーグの麻雀のルール解説になります。
麻雀初心者の方でも理解できるように、かみくだいて説明しますね。
ルール1 4人麻雀で半荘戦
4人麻雀で半荘戦の勝負です。
「東場」「南場」の半荘です。
席は「東西南北」の牌を引いて席が決まります。
「東」を引いた方が、親スタートになります。
雀卓は配牌までしてくれる自動雀卓のみです。
自動雀卓を採用する理由は以下が考えられます。
- プレイ時間の削減
- プレイヤーの疲労軽減
- イカサマ防止
経験者なら分かると思いますが、手動で牌を積むのは時間経過と共に疲れてきます。
時間も掛かりますし、麻雀のプレイ時間も長くなります。
また、上手い方は、牌の積み込みなどイカサマができます。
色々な理由から、配牌まで出来る自動雀卓になったと思います。
ルール2 25000点持ち 30000点返し
Mリーグのルールでは「25000点持ち・30000点返し」を採用しています。
まずは、一般的な「25000点持ち・30000点返し」のルールを解説します。
後半では、Mリーグの独自ルールを解説します。
一般的な「25000点持ち・30000点返し」のルール
例え、1位と2位の差が1000点しかなかったとしても、このルールによって差は大きくなります。
だからこそ1位を狙う必要があります。
では、解説します。
スタート時、4人は25000点ずつ持っています。
しかし、精算時には30000点を基準に考えます。
これが、30000点返しです。
30000点以上ならプラス、以下ならマイナスです。
では、A・B・C・Dの4人で例えてみます。
以下、半荘終了時の点数とします。
- A 17000点
- B 40000点
- C 39000点
- D 4000点
この場合、Bさんが1位です。
30000点を基準に1000点=1ポイントで精算すると、
- A 17000点(-13)
- B 40000点(+10)
- C 39000点(+9)
- D 4000点(-26)
となりますが、正解ではありません。
マイナス(-39)とプラス(+19)が合っていません。
この場合、1位のBさんに残りの+20ポイントが入ります。
この20ポイント分=20000点は、最初の時点で「25000持ち・30000点返し」と決まっているので、4人の差額を足すと20000点になります。
最終的にはこのようになります。
- A 17000点(-13)
- B 40000点(+30)
- C 39000点(+9)
- D 4000点(-26)
Cさんは1000点差でしか負けていませんが、実際は21000点の差で負けたことになります。
ですので、2位ではダメなんです。
Mリーグのルール
ここからはMリーグの「25000点持ち・30000点返し」のルールを解説します。
ゲーム終了後、30000点を基準にするのは同じです。
ですが、順位でのポイントが違います。
- 1位 +50ポイント
- 2位 +10ポイント
- 3位 -10ポイント
- 4位 -30ポイント
30000点を基準にして出したポイントに+αで上記のポイントが加算されます。
先程の説明と同じ点数で終了したとします。
- A 17000点
- B 40000点
- C 39000点
- D 4000点
30000点を基準に1000点=1ポイントで精算すると、
- A 17000点(-13)
- B 40000点(+10)
- C 39000点(+9)
- D 4000点(-26)
このようになります。
Mリーグのルールでは、ここからが違います。
30000点を基準に出したポイントに、そのままMリーグの順位ポイントが加算されます。
結果、このようになります。
- A 17000点(-13)+(-10)=-23
- B 40000点(+10)+(+50)=60
- C 39000点(+9)+(10)=19
- D 4000点(-26)+(-30)=-56
見て分かりますが、一般的なルールよりも過酷なルールとなります。
2位でも、1位との差がかなり出る厳しいルールです。
ルール3 赤ドラの採用
「5索子・5萬子・5筒子」それぞれ1枚が入っています。
各牌は4枚ずつありますが、そのうち1枚が赤牌になります。
「5索子・5萬子・5筒子」だけ5枚ではありません。
効果としては、赤牌を持ったまま、あがるとドラと同様になり1翻増えます。
ルール4 審判
Mリーグのルールでは審判がいます。
審判なので、イエローカードやレッドカードを出す権限もあります。
公平な試合をするためには必要な事ですし、特に悪いことを考えていないのであれば存在を気にする必要もないことですね。
ルール5 海底牌と河底牌
漢字だと難しく感じますが、簡単です。
海底牌(ハイテイハイ)とは、ツモれる最後の牌の事です。
河底牌(ホウテイハイ)とは、最後に捨てた牌になります。
この2つの牌について、Mリーグのルールがあります。
- 海底牌(ハイテイハイ)は、カンができません
- 海底牌(ハイテイハイ)は、リーチができません
- 河底牌(ホウテイハイ)は、「チー、ポン、カン」できません
Mリーグのルールでも採用していますが、一般的なルールです。
ルール6 ハコテン継続
ハコテンとは、持ち点がマイナスになる事です。
Mリーグのルールでは、持ち点がマイナスでも継続します。
マイナスではリーチできなのでは?と思いますよね。
Mリーグのルールでは、マイナスの時の予備の点棒があるようです。
その点棒もなくなったら補充されるようです。
いくらマイナスになっても半荘終了まではやめれなくなるルールです。
ルール7 責任払い
一般的なルールですが、Mリーグのルールでも採用しているので、解説します。
責任払いとは、特定の「役満」を確定させてしまった時に発生します。
- 大三元
- 四槓子
- 大四喜
順に解説します。
例えば、「白」「発」をポンしている人がいるとします。
あなたが捨てた「中」をポンしたら大三元が確定しました。
この場合、「大三元」を確定させたあなたに責任が発生します。
ツモであがっても、あなたが全て支払います。
ロンであがった時は、振り込んだ人とあなたで半分ずつ払います。
例えば、「カン」を3回している人がいるとします。
あなたが捨てた牌で、その人が4つ目のカンをして四槓子が確定しました。
この場合、「四槓子」を確定させたあなたに責任が発生します。
ツモであがっても、あなたが全て支払います。
ロンであがった時は、振り込んだ人とあなたで半分ずつ払います。
例えば、「東」「南」「西」をポンしている人がいるとします。
あなたが捨てた「北」で、その人ポンをして大四喜が確定しました。
この場合、「大四喜」を確定させたあなたに責任が発生します。
ツモであがっても、あなたが全て支払います。
ロンであがった時は、振り込んだ人とあなたで半分ずつ払います。
責任払いは、あがらなければ責任は発生しません。
ですので、役満確定以外の他の方があがった時や、あなたがあがった時は支払いはありません。
ルール8 途中の流局はない
Mリーグのルールとして「途中で流局はしない」と言うルールがあります。
ですので、Mリーグのルールとは関係ありませんので、特に覚える必要はありません。
一般的に「流局する場合について」簡易的な解説です。
- 九種九牌(一九字牌が9個以上ある)
- 四風連打(最初の捨牌で4人が同じ風牌を捨てる)
- 三家和(3人が同時にロンをする)
- 四家立直(4人全員がリーチをする)
- 四開槓(2人以上で4回カンをする)
Mリーグのルールまとめ
Mリーグのルールの基本的な解説をしてみました。
いかがでしたでしょうか?
ルールが分かると更に面白く観れると思います。
Mリーグのルールでは、対局終了後の「点数のポイント計算」が独自ルールの感じで、その他は一般的な麻雀ルールの感じです。
一般的な麻雀のルールを、Mリーグのルールで「採用する・しない」だけのお話です。
「途中流局」については、採用すると対局が長くなる可能性もあるので、採用しなかったのではないかと思います。
最後に、Mリーグのルールとしては採用していませんが、ローカルルールを1つご紹介します。
赤ドラ以外に「春夏秋冬」牌も入れて、ドラとして使います。
「春夏秋冬」を積もったら、ポン・チー・カンと同じように右側に出し、再び牌を積もります。
あがった時はドラとして1翻とします。
ローカルルールも面白いので、採用して遊んでみてください。